正解は、こちら。

どうしてこれが「左巻き」かというと、上から見たときに、左回り（反時計回り）だからですね。

これが植物学でのきまりです。
でも、ちょっと待ってください。
「上から見た」ときではなく、植物の「伸びる向き」で考えると、どうでしょう。

下から見上げるようにすると、アサガオは右巻きになりますね。
これは、ふつうのネジ（右ネジ）と同じです。

このように、アサガオを右巻きと考えるほうが、植物の立場に立っているような気がします。
でも、ちょっと待ってください（またか！）。

植物はネジのように後ろから押されて前に進む（先に伸びていく）のではなく、先端が成長して伸びていきます（植物の成長については、もっといろいろ書きたいことがあります。アニメ映画『となりのトトロ』の大木が成長するシーンへのいちゃもんとか……。でも、それはまた別の機会にします）。

では、自分が芽の先端にいて、伸びていくことを考えてみましょう。
すると、アサガオの場合、左回りに進むことになりませんか？
（左へと回りながら「らせん階段」を昇って行くような感じです。）

……というわけで、やはり「アサガオは左巻き」と考えてよいようです。

(2002/08/25)