そもそも今年東京でサクラの開花が早かったのは、東京のヒートアイランド化が進んでいるからなのではないか、と考えて「サクラ前線異常あり？」のようなことを調べてみたのですが、実際にはもっとややこしい背景がありそうです。
先に書いておきますが、私がちょろっと調べたくらいでは、何が背景なのかについては、さっぱり判りません。

「去年（2003年）が異常で、東京の（横浜も）開花が遅かった」
「同じ静岡県内でも、西部の浜松、東部の沼津と比べて、中部の静岡は東京・横浜並みに開花が早い」
と書きましたが、1971年〜2000年の30年間の累年平均値を調べてみたところ、浜松・静岡・横浜・東京のどこも3月28日でした。

そこで、気象庁のデータから、1994年から2004年までの、上の4地点の開花日を抜き出してみました。

	浜松	静岡	横浜	東京
2004年	3/27	3/18	3/18	3/18
2003年	3/24	3/21	3/27	3/27
2002年	3/19	3/15	3/15	3/16
2001年	3/26	3/23	3/22	3/23
2000年	4/3	3/30	3/29	3/30
1999年	3/24	3/21	3/24	3/24
1998年	3/24	3/21	3/28	3/27
1997年	3/26	3/22	3/25	3/21
1996年	3/28	3/26	3/29	3/31
1995年	3/31	4/1	3/31	3/31
1994年	4/3	4/2	4/1	3/31

う〜ん、やっぱりグラフにしないとわかりませんね。

さて、近年、東京・横浜・静岡の開花が早い傾向は、ここ数年のようです。
また、西寄りの浜松より、静岡〜東京のほうが多少開花が早いようですが、静岡はやっぱり暖かいのかな？
ちょっと表の見方を変えてみます。

ふうむ。
ほぼ同様に推移しながらも、年によっては、場所による差が現れていますね。
去年ではなく、今年のほうが異常なのでしょうか？

(2004/04/09)