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何コレ
What's that? …… 何だコリャ？
月日は無慈悲だ！
時折、ちょっと古めのＳＦが読みたくなることがあります。
サイバースペースもなし、クローンもなし。
でもAI（人工知能）はあったりします。
そして、ほんの40年足らずしか経っていないのに、コンピュータの世界がえらく変化していることに気付かされます。
ロバート・Ａ・ハインライン著、矢野徹訳『月は無慈悲な夜の女王』（ハヤカワ文庫）には、マイクこと「マイクロフト」ホームズ４思考計算機が登場します。
そのマイクが「人間らしくなる」ために、密かに用意した記憶領域は、10の8乗ビットでした（75ページ）。
え〜っと、もっとわかりやすい値に直しましょうね。
１バイト（半角英数字１文字分の記憶容量）を８ビットとします。
そして、1024バイトを１KB（キロバイト）、1024KBを１MB（メガバイト）とします。
で、10の8乗ビットは……
108÷8÷1024÷1024＝11.920928955078……
おい！ たった12MBかよ！
フロッピーディスク10枚に満たないよぉ。
10万円のパソコンですら30GBのハードディスクが付いているのにぃ。
まったく、月日の流れは無慈悲ですよねぇ。
(2002/01/25)
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