公園の木蔭（こかげ）に咲くトウカイタンポポ （撮影地：静岡県沼津市　撮影日：2002/04/28）

市街地では帰化植物のセイヨウタンポポが圧倒的に多いのですが、気を付けて探すと、在来のタンポポも見付けることができます。

よく知られているように、セイヨウタンポポは総苞（そうほう）外片がそっくり返っているのに対して、在来のタンポポは反り返りません。
上の写真では、総苞外片が少し反っているように見えますが、木蔭で育ったためでしょうか。
総苞片に角状の突起があり、外片と内片の長さに大きな違いが見られないのでトウカイタンポポと同定しましたが、ちょっと自信がありません。

総苞は、よく萼（がく）と間違えられる部分です。
タンポポの萼は、花が果実になったときに冠毛（かんもう）になる部分です。
まぁ、このあたりの細かいところは、そのうちクイズにでもしようかと思っています。

• 東海蒲公英
• キク科タンポポ属
• Taraxacum longeappendiculatum
• 別名：ヒロハタンポポ
• 分布：本州太平洋側（千葉県〜和歌山県）

(2002/05/15)