まず、こちらはニホンカナヘビです。

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カナヘビ（金蛇）という名前ですが、トカゲの仲間です。
尾が細長く、ウロコがザラザラした感じなので、ニホントカゲと区別できます。
実際にさわってみると、頭から尾のほうに向かってなでるとなめらかな感じですが、逆に尾から頭に向かってなでると、指がウロコに引っかかります。

一方、こちらはニホントカゲの幼体（ようたい：こども）です。

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上の写真のように、幼体は体が黒っぽくて５本の縦じま模様があり、シッポは青色です。
成体は全身が茶色で、両脇に黒っぽい帯があります。
見たとおり、ウロコは滑らかでつるつるした感じです。
実際にさわってみると、すべすべでとてもよいさわり心地です（トカゲやヘビのさわり心地の良さは、クセになります。つまり、「無毒なヤツ」と見ると、ダッシュして捕まえて、なでてみたくなるのです）。

なお、全然ハナシが違いますが、登山用語にも「トカゲ」があります。
ちょっと古い本ですが、『山の用語なんでも事典』（山と渓谷社、1984年刊）から引用します。

天気のよい日に屋外で昼寝をすることをいう。トカゲが岩の上でじっとしている姿に見たてて、登山者が昔から使ってきた独特の言葉。

私はトカゲが大好きです。
あるとき、あんまりのんびりとトカゲをし過ぎて日が暮れてしまい、山小屋に着くのが遅くなって、おやじさんに叱られたことがあります。
梅雨があけ、トカゲ向きの日がやってくるのが待ち遠しいこのごろです。

(2002/06/30)