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ハムスターはキーボードを叩けるか？

子供が読んでいた本、ディートロフ・ライヒェ原作『フレディ　世界で一番かしこいハムスター』（旺文社刊）の主人公、ゴールデンハムスターのフレディは、なんと人間の言葉を理解し、パソコンの操作のできるハムスターです。

そのとき、一つの疑問が浮かびました。

パソコンのキータッチは結構重いのに、ハムスターにキーボードが叩けるものなのでしょうか？

つまり、ハムスターの力で、キーボードのキーを押し込めるのでしょうか？

そこで、ウチのゴールデンハムスター、ハーディング（娘の友達が飼っていたウィルソンの息子）がキーを押せるかどうか、実験してみることにしました。

ところが、ハーディングはフレディと違い、パソコンには興味がないらしく、キーを押そうとはしません。

キーを押そうとはしませんでしたが、キーボードを乗り越えて机の上を探検しようとしているのでよく見ると、キーは全然沈み込んでいません。

体重が、複数のキーに分散してしまうからですね。

キーを押し込むのに必要な力は、50g前後です。
（MADE IN MALAYSIAであることしかわからない、ノーブランドの109日本語キーボードの[Enter]キーにフィルムケースを置き、50円硬貨を加えて行って測定しました。）

一方、ゴールデンハムスターの体重は100g前後なので、体重をかければ押し込めそうなものですが、真剣に押そうとしないと押し込めないのでしょうか。

ここで一つ、わかったことがあります。

フレディのパソコンのOSは、Windows NT ではあり得ません。

なぜなら、Windows NT を起動するとき（正確に言うと、ログオンするとき）には、[Ctrl]キーと[Alt]キーと[Delete]キーを同時に押さなくてはならないからです。

Windows パソコンを使うために体重を増やした横綱級のゴールデンハムスターが、キーボード右側の[Alt]キーと[Ctrl]キーに片足ずつ乗せ、[Delete]キーに右手（？）を伸ばしている図を想像すると、ちょっと愉快なのですが。

（NECのワイヤレスキーボードに乗ったハーディング。
よ〜く観察すると、[Shift]キーは押せるようです。
キーの大きさも関係あるかな？）

(2001/01/15, 2002/01/19, 2002/04/16)

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