前々回、前回に続いて「こん」のマンガ。
「コング」と言っても、キングコングではない。

……というわけで、どうやったらコングからオヤツを取り出せるか、こんもいろいろ工夫をして、放り投げるという技を発見したようだ。
こういう試行錯誤によって新たな解決法を見出す能力を、「知能」と呼んでよいのだろうか。
カラスなどの鳥も、石を投げて卵を割ったり、クルミを車道に置いてクルマに割らせたりと工夫をするので、犬と同等（か、それ以上）の知能を持っているのだろう。
ま、ヒトが特殊な動物で、ヒトだけが知能を持つというわけではないのだなぁ、などと思うことがある。
鳥や犬と、ヒトとは地続きなのだ。

……ときおり、こんが負けることがある。
コングの奥のほうにビスケットが引っかかって、いくら投げても出てこないときには、「きゅーん」とか言いながら、コングをくわえて持ってくる。
仕方がないので、こんよりは多少脳みその大きなワシが、こんよりは器用な前肢を使って、ビスケットを出してやるのだ。

(2006/01/15)